茶豆落果の言のハッパ

呑んで笑って 流されて

ちっちゃな赤いコルベットは爆速で走り去る 揺さぶりを残して

その日は仙台にいた。

仕事では初めて、プライベートを含めても10数年ぶり、という慣れない土地

すべての訪問先が初回訪問、かつほぼ飛込み営業ということで

体力的には勿論、精神的にも参っていたのだろう。

宿泊先で、いつもより少なめのアルコールにもかかわらず

いつのまにかテレビも照明もつけっ放しで寝ていたらしい。

 

うとうとしていたのであろう。

朝の4時ぐらいのニュースを読み上げる女性の声の何かの言葉を聞き分けたか

何故か体が即座に反応して飛び起きた。

 

目と耳を疑った

絶句

思考停止

 

「嘘やろ」

としか声が出ない。

 

プリンスが死んだ。

 

他人の評価は知らないし、興味もないが

私は大好きだ、溺れていると言って過言でない。

 

全アルバムを所有する。

最新の  「HITnRUN Phase Two」も国内流通が待ち切れず

別ルートでCDを購入済。

ファンの方には朗報、国内で今月29日より販売開始だ。

AMAZONではベストセラー1位になっている。皮肉なものだ。

 

初めて行ったライブはプリンスだ。

16歳の私は、周りの人がとても大人に見える中、色々な意味で緊張し

プリンス初来日のライブ初日の大阪城ホールのアリーナにいた。

ライブ終了間際にプリンスが

「サンキュー トーキョー」

とマジで間違えたことに

「大阪やっちゅうねん」

と大声でツッコんだことが本当に懐かしい。

ちなみに

「サンキュー オオサカ」

と言い直してましたがね。

 

プリンスの功績などを語るには私にはあまりにも愚鈍過ぎるし

プリンスへの思いは言葉にして表現できる術も持ち合わせていない。

 

ただただ悲しく、心が寂しく。

桂吉朝師匠が他界された時の様に

私はプリンスの作品に触れることが今は出来ない。

感情が抑えられなくなるから。

まだ時間が必要なようだ。

 

私の中では

今年になって、モーリス・ホワイトとプリンスが亡くなってしまったこと

本当に信じたくない。

今年はなんていう年なんだろう。

感情がぐちゃぐちゃです。

 

プリンスについてのブログを綴る勇気が直ぐに持てなくて

今になった。

気持ちの整理がついたのかと言われると

つくわけないやん!

おっちゃんの青春のシンボルが堕ちたのである。

もう洋楽に関しては

もういいかなぁ

もう本当にいいかなぁ

と。

 

ちっちゃな赤いコルベット

ベイビー 君は速すぎるんだよ